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サモアを立ち読みする。 JICAボランティアの活動日記

新卒の青年海外協力隊。南国サモアで教員やってます。

子どもの成長にちょこっと感動

 

日本は年末年始で忙しそうです。桜の開花情報も聞いて、桜がすごく見たい今日この頃。

南の島サモアで先生やってる、カマカです。

今日はYear6が分数ができるまでを追っていきます。

 

 

分数ができない

 

活動が始まって、児童がどれだけ算数の能力があるかをYear6(日本で小5、以下Y6)で実施しました。先生からは特に何も言われず、スムーズにテストを実施てできた。(まあ担任の先生がいなかったので他学年の先生に許可を取ったからだけど。)テスト内容は【過去記事】を参考に。

 


 

kamachan9.hatenablog.com

 

 

予想はしてたけど、掛け算、割り算もできている子が少ない。けれど、それ以上に分数ができている子がいない!サモアではなぜかY1のうちから分数に触れるためY6で同分母の足し算はできていてもいいはず。しかしここはサモア。そんな簡単にはいかせてくれない。日本の小5では異分母の足し算引き算を学習します。

第五学年では、(中略)分数では、異分母の分数の加法及び減法について指導する。また乗数や除数が整数である場合の分数の乗数及び分数について指導する。

『小学校学習指導要領解説 算数編 平成20年6月 より』

 

 

 

なので単純に比較すると明らかに遅れを取っている。日本と比べることは文化も違うし考え方も違うから、比較してはいけないと思ってるけど、しちゃうんですよね。

 

さあどうするか

 

前の学年で分数に触れていると言っても、どんなことをやっているのか、そもそもやったことを覚えているのか、はたまた分数ってなんですか状態なのか。まだ赴任して間もなかったので何もわかりませんでした。

なので、ここは思いっきり「分数って何?」からやることに。まずは分数のイメージを掴んでもらうことから始めました。サモア人はピザが好きなので、ピザでイメージをつかむことから。

 

 

「ピザ好き?」

「大好きだよー!」

「ここに3人いるとするじゃん。でピザが一枚あるよね。じゃあ3人で分けるとすると、ピザをみんなで分けるにはどうしたらいい?」

「んー。こうかな!」

 

 

いや最後のやつ4等分じゃん。笑

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やっぱり、、まず「分数」がそもそもなんなのか分かっていなかった。三人で三等分するのだから、等しくなるはず、しかしそうなっていない。ピザを使った授業を何回もやってまずは分数てなんなのかという「イメージ作り」から始めました。これだけで一週間。先は長い。

 

 

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ついに同分母の足し算へ

 

二週目はついに足し算へ足を踏み込んでいきます。ここもピザに登場してもらう。二枚のピザを黒板に書いて、

「じゃあ足したら何切れのピザがある?」

「影のついた部分を全部合わせると3切れあるよね」

「式に表すとどうかける?」

 

 

などとほんとーにスモールステップの連続で授業を進めていきました。しかもこれを何回も繰り返して、イメージをつかませる。で、忘れないうちに練習問題。これを一週間。サモアでは教科書がなく、ニュージランドから輸入しているものが本屋さんで売ってるだけです。先生もそれを使っていることには使っているのですが、問題集のようにしか使っていない。子供に一冊の教科書なんてなく、先生が黒板に書いたことが全てです。なので、板書と発問はしっかりやりたい。あと、この前の記事でも書いたように問題はとくけど、解説はない。問題を解く→解説→もう一回やってみるの流れを大切に。

 

 

その結果ある程度子どもたちは分数を、解けるようになりました!めっちゃ嬉しい。まだ全員とはいかないけど、半数くらいは解けるんじゃないかな。でも、もうすぐターム休みに入るから、休み明けテストしてみて、みんな忘れましたー。なんてことない、、よね。。

 

まとめ

日本で当たり前のように行われていることを、こっちで教えようとすると本当に時間がかかるし、そもそも授業のやり方が全く違うので、定着させるまでに時間がかかります。サモア語も英語も全くできないし、教科書もない。翻訳してもらえる先生も学校こない。この状況で

  • 「図を使うこと」
  • 「問題→解説→もう一回チェック」

の二つを根気強くやることが功を奏しました。子供が先に折れるか、僕が先に折れるか、本当に我慢強さを試された気がします。大学の時に「教えるときは子供との我慢比べ」と言われたことを思い出します。これからも我慢大会は続くと思うけど、子供ができなかったことができるようになってくる成長はグッとくるものがあります。二年という長い活動期間があるから、今のY6がY8直前いどれだけ成長しているか楽しみ。みんなの成長が楽しみな最近。子どもと一緒に成長していける二年にしよう。

 

(代筆って意味違うよなー。まあいっか。笑)

 

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【過去記事:こんな家住んでます。家が完成するまで】

 

kamachan9.hatenablog.com

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